こんにちは、
アトリエRINGSの佐藤です。
5つの項目の前に
少し脇道に逸れてしまいますが・・・
本日は
「見える化」項目のUA値
について補足したいと思います。
「UA値」とは一言で申し上げると
建物から逃げる熱の量を数値化したものです。
今回は具体例をお話ししたいと思いますので
皆様の参考になれば幸いです。
まず復習ですが
仙台地域の基準値はUA値「0.75」
RINGSの基準値はUA値「0.46」
です。
これはどのくらいの差があるか?
以前、担当したお住まいを例にして
お話ししたいと思います。
延床面積約40坪
外皮表面積約330㎡
の建物です。
外皮表面積とは?
外皮表面積とは、屋外に面する
断熱材などの施工面積です。
この外皮表面積にそれぞれのUA値を乗じます。
330×0.75=247.5(W)
330×0.46=151.8(W)
求められた数値は建物全体で、
屋外と屋内の温度差が1度あった場合に
逃げる熱量(熱損失)となります。
冬は暖房を行いますので、
屋外と屋内で温度差が20度程度あるとすると・・・
247.5×20=4950(W)
151.8×20=3036(W)
全館暖房前提の数値にはなってしまいますが
約1900Wの差が求められました。
この差について違う言い方をすると
屋内の温度を一定に保つ場合の必要熱量の差が
この数値になるという事です。
少し長くなってしまいましたので
続きは次回のブログでお話ししたいと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
RINGS 佐藤
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