『WA』のある家づくり-高性能住宅(エコハウス)レシピ

「住宅と健康の関係」の記事一覧

健康で暮らす家と健康被害の少ない家の大きな違い

本日は高性能住宅にお住まいの方の症状改善についてお話ししたいと思います。「生活で一番大事な事は何なのか?」会社設立の数年前あるセミナーに参加しM氏の講演を聞いた後真剣に考えました。寝る前車での移動中仕事の合間国分町で飲んでいる時?四六時中、考えていました。

寒さに耐えると健康になる!?

日常的に無意識で感じる寒さは、不健康。だということです。寒さの行事のような場合は寒さを意識的に感じて、目的がある事ことで体が反応して心身がプラスに働きます。ですが、家の中にいるリラックスした状態での低温、寒さは健康的にはマイナス要素になってしまう。ということだと思います。結果、日本で高断熱の高性能住宅が普及しないのはこの「寒さ」に対する考え方が今の住宅の現状だと考えています。

ヒートショックのリスクを「ゼロ」に!

ヒートショックはすごく勿体無い事故であると思います。そして、家のリスクとしてとても大きい問題です。しかし、部屋の温度とお風呂の温度差が小さければ起きない事故でもあります。お風呂に暖房設備があれば防げる事故ですしリスクを取り除くためにも高性能な断熱は必須だと考えています。世界のお風呂の暖房設備は「アメリカ 98%」「ヨーロッパ 95%」の住宅で暖房設備が設置されています。日本の場合は27%と約4軒に1軒の割合でしか設置されていません。

低温での健康への影響は『大』

昔の家づくりは夏の暑さに照準を合わせて、夏にいかにして涼しく過ごせるか?を考えて家づくりをしていたと言われています。ただ現代は世界的に見ても、いかに冬に低温障害を防げるか?を考え家づくりをする傾向にあります。実は、アメリカやヨーロッパでは低温による健康障害は極めて当たり前の常識になっています。WHO(世界保健機関)は2009年に調査報告書「住宅と健康」で『低温は健康障害』と報告しています。

花粉症と互角の住宅アレルギー

アレルギーで一番有名なのがスギ花粉のアレルギーです。意外と知られていませんがスギ花粉と同じ人数の患者さんがいると言われているのは『住宅アレルギー』です。住宅のアレルギーの一つ「シックハウス」という名前が1990年くらいから一気に患者さんが増えたと言われています。シックハウスとは何かといえば家の中の空気の質の悪さが原因のアレルギーです。一部では四日市喘息などに匹敵する公害と言われるくらい、症状も人数も増え続けていきました。