『WA』のある家づくり-高性能住宅(エコハウス)レシピ

「高気密」の記事一覧

仙台市太白区M様邸:見えなくなるところにこそ断熱を その2

現在は2階部分を重点的に進めており来週から壁の下地材を施工する予定です。最近まで壁・天井の断熱工事を行っておりましたので、そのレポートを更新したいと思います。そもそも断熱材とは壁の中の空気を動きにくくし、熱の伝導を抑える為に施工する材料です。下の画像は築15年程度経過した建物の断熱施工を撮影したものですが・・・

健康で暮らす家と健康被害の少ない家の大きな違い

本日は高性能住宅にお住まいの方の症状改善についてお話ししたいと思います。「生活で一番大事な事は何なのか?」会社設立の数年前あるセミナーに参加しM氏の講演を聞いた後真剣に考えました。寝る前車での移動中仕事の合間国分町で飲んでいる時?四六時中、考えていました。

寒さに耐えると健康になる!?

日常的に無意識で感じる寒さは、不健康。だということです。寒さの行事のような場合は寒さを意識的に感じて、目的がある事ことで体が反応して心身がプラスに働きます。ですが、家の中にいるリラックスした状態での低温、寒さは健康的にはマイナス要素になってしまう。ということだと思います。結果、日本で高断熱の高性能住宅が普及しないのはこの「寒さ」に対する考え方が今の住宅の現状だと考えています。

低温での健康への影響は『大』

昔の家づくりは夏の暑さに照準を合わせて、夏にいかにして涼しく過ごせるか?を考えて家づくりをしていたと言われています。ただ現代は世界的に見ても、いかに冬に低温障害を防げるか?を考え家づくりをする傾向にあります。実は、アメリカやヨーロッパでは低温による健康障害は極めて当たり前の常識になっています。WHO(世界保健機関)は2009年に調査報告書「住宅と健康」で『低温は健康障害』と報告しています。

「スッカスカ」の高性能住宅?

住宅の断熱でもニットでも一緒で通気性が良すぎると基準をクリアしても寒いんです。実はH25基準、H11基準がスタートした時にあったC値というものが無くなってしまっているんです。C値とは、隙間の大きさの数値なんですが、断熱性能を高めているのに、隙間をなくす基準がなくなってしまったのです。