『WA』のある家づくり-高性能住宅(エコハウス)レシピ

「省エネ住宅」の記事一覧

初めて「新築・リフォーム」する方“必見”! エコハウスの家づくりで失敗しないための基本

仙台の高性能住宅の設計、施工専門の一級建築士事務所アトリエRINGSです。このブログを読んで頂いた仙台市青葉区のT様から「家族でエコハウスでの家づくりを決めたのですが、どこから手をつけていいのかわかりません。どのように進めていくのがいいのでしょうか?私たち家族の一大決心ですし、大金を使うので絶対に後悔したくありません。」というご質問をいただきました。

メリハリのある住まいづくり ※現場見学会告知

本日は改装工事中のM様邸のレポートを更新しようと思います。今週で2階の大工工事がほぼ完了し、これから1階の工事に移ります。養生をしている為、画像では分かりにくいですがM様とご相談し2階の床はコストを抑える為に当初予定していた無垢の床材ではなく既製品の床材を採用しました。これは、他の必要な部分に予算を配分するための一つの手法だと考えます。

空気の動きを明確にする

本日は『換気経路の明確化』について掘り下げようと思います。住宅を新築をする場合、換気設備の設置が義務化をされている事をご存知の方は多いかと思います。採用する設備自体は様々なものがありますがそもそも建物の隙間が多いとその換気設備が十分に機能しません。

「0.75」対「0.46」 その2

2つの住宅を比較すると片方の住宅は暖房中、常に白熱電球47.5個分の熱を多く逃がしている。大袈裟に言い換えると、屋外で47個の白熱電球を照らし続けているという事です。UA値とはそういう結果が導き出せる数値です。電球に置き換えると少しはイメージが湧くようになるのでは?と思います。もしイメージ出来ない場合は・・・家電製品には消費電力というものが記載されています。置き換えるものは何でも良いと思います。ドライヤーでも炬燵でもお時間があれば、皆様もお試し下さい。

「0.75」対「0.46」 その1

「見える化」項目のUA値について補足したいと思います。「UA値」とは一言で申し上げると建物から逃げる熱の量を数値化したものです。今回は具体例をお話ししたいと思いますので、皆様の参考になれば幸いです。まず復習ですが、仙台地域の基準値はUA値「0.75」/RINGSの基準値はUA値「0.46」です。これはどのくらいの差があるか?以前、担当したお住まいを例にしてお話ししたいと思います。「延床面積約40坪」「外皮表面積約330㎡」の建物です。