『WA』のある家づくり-高性能住宅(エコハウス)レシピ

「高性能住宅」の記事一覧

「0.75」対「0.46」 その1

「見える化」項目のUA値について補足したいと思います。「UA値」とは一言で申し上げると建物から逃げる熱の量を数値化したものです。今回は具体例をお話ししたいと思いますので、皆様の参考になれば幸いです。まず復習ですが、仙台地域の基準値はUA値「0.75」/RINGSの基準値はUA値「0.46」です。これはどのくらいの差があるか?以前、担当したお住まいを例にしてお話ししたいと思います。「延床面積約40坪」「外皮表面積約330㎡」の建物です。

「スッカスカ」の高性能住宅?

住宅の断熱でもニットでも一緒で通気性が良すぎると基準をクリアしても寒いんです。実はH25基準、H11基準がスタートした時にあったC値というものが無くなってしまっているんです。C値とは、隙間の大きさの数値なんですが、断熱性能を高めているのに、隙間をなくす基準がなくなってしまったのです。

住まいにもコートを!

昨年11月のあるセミナーで「H25基準」はヒトに例えるとどのぐらいの服を着ているか?というお話しを聞きました。今(11月)の時期にジャケットの下にカットソーを着て仙台の街中を歩くぐらいのイメージだそうです。少々、大袈裟かもしれませんが、皆様はどう思われますか?RINGSでは、北海道基準のUA値0.46を目安に設計・施工をします。

次世代の断熱基準はすでに型遅れの断熱?

次世代の基準と聞くと、普通はすごく新しくてすごい断熱性能があると思ってしまいます。ですが、私たちの業界では次世代基準の断熱とは、実は…「H11の断熱基準」のことを言うんです。今はもう平成30年ですよね。次世代基準ができて、すでに15年以上が経過しています。でも、未だに15年以上も前に作られた基準が次世代基準と言われているんです。

寒さを「我慢」で乗り越えてきた日本人

「日本人は世界からみたらすごく我慢強い人が多い。」という記事を前に読んだ覚えがあります。 欧米は冬は24時間暖房が当たり前家の中では真冬でも室内では半袖で過ごす人もいます。逆に日本は、必要な部屋だけ暖房をつけたり、コタツで寒さをしのぐ「部分間欠暖房」が一般的でした。